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マリアビードル/伊坂幸太郎


最近、伊坂さんのばっか読んでるなぁ…と思うも、まあただ単に既に買っているもので読めてないのの中から、あらすじ?とかを読んで、読んでいってるだけなのですけどね。

「グラスホッパー」に続き、殺し屋さんの話でした。
続き物ではないにしろ、「グラスホッパー」を読んだあとの方が楽しめると思います。

多分私は伊坂さんの作品に限らず、殺し屋が出てくる話が好きなんだと思います。

ただ、その中でも殺し屋の人間らしい部分と冷酷な部分が好きなので、人間らしいいというか、残酷な部分と無邪気で真っ直ぐな部分がある伊坂さんの作品に出てくる殺し屋さんは好きです。

でも、いつも痛快とは限らなくて。

胸に取っ掛りができて、今回のはとても好きなキャラクターができた分、そして「この後ちゃんと締めて(色んな意味で)くれるんでしょうね!?」みたいな気になりつつ読み進めました(笑)
痛快、といかない部分で、の話です。

「自分できちんと考え」なくてはならない、ということを『魔王』が「伝えたいこと」だとして。(伝えたいことの一部、と捉えてくださいね?)
この『マリアビードル』では王子の存在によって、「その考えていることは、本当に自分の考えか?」がより明確に、怖い意味で、自信を持てるのか?と。

流される、とか情報、だとかそういう意味で、魔王を掘り下げた、あるいは違う角度から見たらこういう形になるのかもしれない、とも思いました。


終わりに向けての形、というよりは、一番最後の1文そのものが好きでした。



「(略)僕のちょっとした行動が、誰かの日々を憂鬱にしたり、人生を台無しにするなんて、凄いことだよ」


「人はね、周囲の人間の影響を受けて行動するってことだよ。(略)自分の意思で何かを決断しているように見えても、まわりの人間から刺激や影響を受けている」



以下、ネタバレ含みます。










個人的には、とてもとても王子さんにムカつきまして(笑)

いや、でもああいう人はいるよね。というより、少なからず人の中にあるもの、ではあると思います。
それが、ものすごく特化したというか。あれだけ完璧に仕上げられた人間はなかなかいない、っていうだけで、ああいう人物はいるとは思うのですよ。 

ただ、まぁ無性にムカつくよね☆っていう(笑)

でもね、王子は彼が“在ること”によってとても重要なことに気づくべきなんだと警鐘を鳴らしている。
『魔王』とかも一緒だと思うのですが、皮肉や風刺とはまた違うと思うのです。
ん?風刺は風刺で間違ってないのかな?

2時間半、という限られた中でもがく一人一人の姿が、とても印象的に映りました。
流れがゆるやかな部分と疾走感の緩急、そしてそれが新幹線の速さと限られた時間が入り混じって、良いなと思いました。
これ、映画化して欲しいなぁ。15禁とかになるのかな?でも、やってほしいなぁ。舞台を考えても、映像化出来ると思うんだよねぇ。うーん、考えてることが表面に出ない分、難しいかな?でも、空気感というか、“間”をうまく使ったら、わかりやすい!とはいかなくても、含ませた良い作品になると思うんだけどなぁ。

あと、蜜柑と檸檬がとても好きだったので、この辺でスピンオフがあったら買いたいな〜と思いました。
あるかな〜?なさそうだな〜。でもあったら嬉しいな〜。

それにしても、好き!と思ったキャラクターが、漫画・アニメ・ゲーム・小説・映画に至る全てで、途中で死んでしまうことが多くて悲しい。

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